ネイリストは身体に触れる仕事
身体に触れる仕事
私がネイリストになって経験が長くなるにつれて感じた事は、身体にとって指先と爪がはたす役割がとても大切だということです。
ネイルスクールに通い始めた頃は色をつけたりアートをしたり、爪を飾ることを学んでいたしそれが楽しかったのを覚えています。
それからサロンワークで実際に多くの方の手に触れるようになり日に日に身体の一部を触っている、それは簡単なことではないということを体感し、ケアや指先、爪について深く学ばなければいけないと思いました。
私は現在、サロンワークもしていますが学ぶことの多くはアートではありません。もちろんお客様に喜んでいただけるようなアートもネイリストとして学ぶべきところです。
ただ身体に触れる。薬剤を扱う。という事を理解してネイリストになって欲しいと願います。
サロンワークデビューする前にしておくこと
アートの練習はネイルチップでたくさんできます。納得するまでまずは真似てみる。真似して見直す。その繰り返しで上達する事ができるのがアート練習です。
アート以外の練習をする時に私が生徒さんに伝えていること。
それはスクール在学中に一人でも多くのモデルさんに練習させてもらう事です。当たり前のように思いますが、在学中というのがポイントです。もちろん卒業してからも経験を積む事で上達できます。ただアートと違いモデルひとりひとり皮膚の状態や爪の状態などが違います。アートの練習をするよりも圧倒的に自分だけでは解決しにくい疑問がたくさんでてきます。その疑問を出来るだけ早く解決できる環境の間に経験し感じてもらいたいんです。
プロネイリストになるという事
スクール説明を聞きに来られる方の多くは綺麗にすることが好きだから。ネイルが好きだから。ネイルスクールに通ってみたい。というものです。私もそうでした。
アートは楽しいし、必要なスキルなのでどんどん練習してほしい。でももうひとつ身体に触れる事を念頭に学んでいくとサロンデビューした時にも沢山のことを感じて成長できるのでないかと思います。