自宅ネイルサロンを開業したい
ネイルサロン開業に必要な資格とは？
ネイルスクールに来られる方たちの中には、検定取得後に自宅でネイルサロンを開業したい。と言われる方も多いです。
その時に、どこまでの資格をとればよいですか？という質問をよく受けます。
これに対しては明確な回答はないんです。
ネイリストの資格は国家試験ではありませんので、もっていなければ開業できないということはないんです。
極端なことを言えば、今のあなたのままで開業できます。保健所の申請などもありません。開業届けを出せば営業できることになります。
とはいえ、それって不安になりますよね。だからスクールで技術などを学び、開業に備えたいのだと思います。
ネイルの試験にはいくつか種類があります。
どの資格までとったら安心？
多くの方はどの資格までとればよいかで迷われます。
ただひとつ、私がいつもお話することは、料金をいただいて技術を提供するのであれば全ての技術ができた方が良い。ということ。
みなさんも、自分がお客様だったら、どこまでの技術を持っているネイリストさんを選びたいか、考えてみてください。
迷っている気持ちの中には、早く習得してネイリストになりたい。スクールの料金が大きく違うから迷う。合格するのが難しそうだからやめておこうかな。
いろんな気持ちが混ざって、迷っているんだと思います。
私はいろんなネイリストさん達と出会い、たくさんの話をしてきました。その中でよく聞くのは、習っていた頃にもっと上の級をとっておけば良かった。
というもの。ネイリストとして働き始めると、なかなか検定取得のための練習をする時間をとることが大変です。なぜなら、検定練習よりもお客様への施術練習や集客などの方が何倍も大変だから。スクール時代には大変だと思っていた検定取得は、サロンワークよりもはるかに容易いものだったと後から感じるのです。
全ての技術を身につけてほしい
私の願いです。
私は自分のスクールを卒業した生徒さんがネイリストとして活躍している姿をみると、本当にうれしいし、いつまでも応援したくなります。そして、何より長く続けてほしい。
そのためには、全ての技術を持っていた方が絶対に良い。健康な爪のお客様にアートを楽しんでいただくなら、その技術があれば十分です。でも爪の状態って十人十色。本当にさまざまです。すごく薄くなっていたり、深爪になっていたり、巻き爪になっていたり、すごい所から割れていたり・・・。
ネイリストとして働きだすと、予想もできないような状態のお客様に出会うことになります。
そして自分が歳を重ねていくと、お客様も歳を重ねていく。そうすると年々爪に対しての悩みも増えてくる・・・。
その時にあなたはネイリストとしてどう対応し、お客様にどんな反応をしてもらいたいですか？
飾るだけがネイリストの仕事ではない
「ネイリスト」といって多くの人がイメージするのは「ネイルアーティスト」ではないでしょうか。
ネイルサロンには、アートを求めてくるお客様ばかりではありません。だって、ネイルのサロンだから。
爪のお店。だから、爪のことで悩んでいる方も訪れます。
その時あなたはどうしますか？
今はまだなかなか想像できないと思います。自分がネイリストとして働いているイメージもわかないかもしれません。
でも、ほんの少しだけ今私が伝えたいことを考えてみてください。自分がお客様になってサロンに行った想像をしてみてください。
その時あなたはどうしてほしいですか？
後からとることも無理ではない！
ネイリストとして働きだしてから、検定を取得するのは容易なことではありません。
それは先ほどもお伝えいたしました。でもやっぱり今の時点で全ての技術を取得する決断はちょっと・・・。と思ったら。
もちろん後から上位の級を取得することはできます。スクール時代に取得するよりも大変かもしれませんが、全く無理なことではありません。
私のスクール生でも実際働きだしてから検定取得のためにスクールに入校される方もいらっしゃいます。
どの選択があなたに合っているか、一緒に考えアドバイスもさせていただきます。
迷っている方、ご相談だけでも大丈夫。ぜひ一度、スクールにお越しください。
