スタッフが向かっている目的地はどこか知っていますか?

あなたはスタッフが将来どうなりたいのかを知っていますか?

「一生ネイリストとして頑張っていきたい」

「ネイルサロンのオーナーになりたい」

などスタッフによって向かっている目的地が変わってきます。違う場所に向かっているスタッフに、全て同じようにしていてはなかなかうまくいかないこともでできます。

 

「一生ネイリストとして頑張っていきたい」スタッフには、どうすれば一生続けれいけるのかを話すべきです。体力がなければ一生続けることは難しいし、現実問題として視力のこともあります。その時にどういう形にすればネイリストとして働きつづけられるのか。それを考え、今から視野に入れる事でそのスタッフの「一生ネイリスト」が実現する可能性が高まる。

 

「ネイルサロンのオーナーになりたい」スタッフには、集客の方法、売上の上げ方、かかる経費について、スタッフ雇用の話など、そのスタッフが実際ネイルサロンを経営しはじめるのに必要なことを伝えるべきです。ネイルサロンのオーナーになってからネイルサロンオーナーの勉強を始めるよりも、今から勉強を始めた方が実現する可能性が高まる。

 

こうして見てみると、あたりまえのように感じるかもしれません。

それをあなたはスタッフさんに伝えていますか?

 

オーナーの役割って何かを考えてみる

オーナーって、スタッフを雇用して働いた分のお給料を渡す。

それだけで役割をはたしているのでしょうか?

 

働く環境って生きている中でかなりの割合を占めるものですよね?

その環境が給料を得るために働く環境だったとしたら、そのスタッフにとって良い環境だといえるのでしょうか?

 

私は人が好きです。特に目の前にいる人を応援したくなる。その性格がゆえにスタッフに対してもオーナーだからというより、人としてその人がどう生きていくことが幸せなのかを考えるんです。

 

以前勤めていたサロンで、ネイリストのパートさんにこんな相談をされました。

「育児と仕事の両立がどうしてもできない。仕事にうちこみたいけど、そうすると子どもに対して手を抜いているようで罪悪感で苦しくなる。」と。

 

そのスタッフさんは、育児と仕事を両立してきた私に何度も涙しながら相談をしてくれていました。相談の度に涙を流し苦しんでいる彼女を見て、私は「後悔をしない選択をしてもらいたい」と心から思いました。

育児は一生続くものではありません。育児が落ち着いてからネイリストに戻る事も出来る。ブランクはできるけど、そのブランクを埋めるくらい努力すればいい。

その時の私はオーナーという立場ではありませんが、ネイル事業部をまかされていました。

オーナーだったら違う判断をしたか?そう考えたこともあります。が、同じ判断をしたと思います。

 

私がしているからって、それを全ての人におしつけるのは違うと思うし、スタッフひとりひとりに幸せの形って違ってあたりまえ。

「ネイルサロン」のオーナーだけど、そのスタッフの全てがネイルではない。

 

あまやかすことと本質を見ることは違う

過去には育児を理由にして、できるだけ努力する時間を減らしたいようなスタッフもいました。

そういうスタッフに彼女に伝えたことと同じことは言いません。

話していたら、行動を見ていたら、本心かどうかはわかります。

 

私はスタッフひとりひとりにとって、「ネイリスト」というものがどういうポジションなのか。

そのスタッフにとって「ネイル」と関わる幸せの形がどういうものなのかを考えます。

 

根底にあるのは「ネイリストになったのならずっとネイルを好きでいてもらいたい。」という想い。

 

あなたはスタッフさんの幸せの形聞いたことありますか?

 

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