サロンで売上をあげるためにどう営業をしていくのか
何でもかんでも売ろうとしない
サロンで営業したいものと言えば、ネイルサロンでいえばアートやケアなどのプラスのメニューやクリームやオイルなどの店販商品。ほとんどがこの二つにあてはあると思います。
あれもこれも欲張って、まずケアをすすめて、プラスのアートをすすめて、保湿のパックをすすめて、パックしている間に保湿のクリームとオイルをおすすめする。こんな感じでお客様に何度も何度も営業トークしていませんか?
あれもこれもすすめられると、お客様は「本当に私の事を考えてすすめてくれてるのかしら?」と疑問をいだいてしまいます。
信頼関係が成り立っていれば、それもありの場合もありますが、まだ経験の浅いスタッフがそれをしてしまうとどうしても押し売りのようになってしまうことが少なくありません。
そんな時は、何をおすすめするかまずは一つに決める。おすすめするメニューや商品がスタッフ自身も本当に良いものだと思い、心からお客様におすすめしたい。と感じている。そうすることで、押し売りではなく、お客様にとって本当に必要なものとなりお客様も喜んで買ってくださいます。
例えていうと、あなたがすっごく気に入ったリップがあったとします。値段は少し高いけど、しっとり感も香りも最高。そして唇のふっくらが長続きする!そんな風に気に入ったものなら、SNSに投稿したり、友達にぜひ使ってみて!とすすめたりしませんか?
お客様へお勧めする時も同じです。ただ売上を上げたくておすすめしても短期的に見れば売上はあがるかもしれませんが、お客様との信頼関係の構築には繋がらず、結果として長期にわたっての売上アップには繋がりません。スタッフ自身が良いと感じ、これはぜひお客様におすすめしないと!という気持ちにならないと、信頼関係の構築と売上アップの両方をつくっていくことは難しいです。
まずは全員におすすめしてみる
先ほどの話と相反するように聞こえるかもしれませんが、全員に押し売りする。ということではありません。
スタッフ自身が良い!と思ったものを全員に話してみる。ということです。どんなに良いメニュー、良い商品で、本当におすすめしたいと思っていても、トーク力がなければお客様に伝えることは難しい。トーク力を上げるためには何度も同じ内容を話してみることです。「今の言葉では、なかなか伝えきれていないな。」「もっと前のめりで熱く話したほうがいいのかもしれない。」などお客様の反応を見ながらトークの内容や話し方を変えてみる。それを繰り返すことで、徐々にどんなタイプのお客様にも伝えられるようなる。
「頑張っておすすめしてみて」だけではスタッフもやり方がわからない
「今月はこのオイルをみんなで頑張っておすすめしていこうね!」と決めたはずなのに誰も販売できていない・・・。
そういう経験ありませんか?
それはどう行動すればよいのかがスタッフがわかっていないのかもしれません。「おすすめする」話し方やパターン、その思考など、あなたが経験してきたことを細かく伝えてみてください。
具体的な方法や考え方が理解できると、すんなりおすすめして購入してもらえるスタッフもきっといます。
それを繰り返して、習慣化することで、「今月はこのオイルをみんなで頑張っておすすめしていこうね!」だけでもみんなが動けるようになっていきます。
始めは何事も丁寧に。
あなたのかけがえのない経験をスタッフへ伝える。
それが唯一のスタッフ成長の近道です。