クリアしてひとつずつ進める方が良い?

階段を一歩ずつのぼっていく大切さ

何かをスタートする時って、どこでつまづきどこで歩みがとまっているのかを把握する必要性がありますよね。

ひとつの事を完璧にこだわりすぎて次の工程にすすめない・・・。そんなことを経験したことがある人は多いはず。

それって効率わるい?どうすすめるのが良い?それが今回のテーマ。

 

答えは「全体は把握しておいた方が良いよね。」です。

今している工程が次の何に繋がり、それが最終的な仕上がりとしてどう影響するのか。そのことを知ったうえで今している工程のクオリティを上げた方が絶対により早く、よりいいものができあがります。

 

今こだわりすぎて進めない部分が、次の工程で不必要な所であれば意味のない練習時間などを過ごしてしまうことになります。

 

スタッフ研修で必要な事

新人さんを育成する時に、どこの部分をどの程度仕上げておかなければいけないのか、全体を通してのスピード感などを伝えておきます。

ネイリスト研修であれば、まだお客様に施術をしたことがないスタッフだと、ネイリストの常識になっているようなものがまだ身についていません。検定試験で学んだことがもしかしたら実践的にはあまり時間をかけないこともある。スピードについても、検定試験を必死にタイムに入るように練習していたかもしれませんが、サロンワークではもっと早いスピードを求められます。

まずはそれをポイントを絞って伝えること。全体を把握したうえで、ひとつずつクリアにしていく必要があります。

ひとつずつクリアにするといっても100%できてから次!ということではなく、練習するポイントをわかりやすくしてあげられた方がよいということ。

例えば、私の伝え方をお話すると

「今週はとにかく丁寧に全ての工程をすすめること。」「今週は仕上がりはおいといて、とにかくタイムにはいる練習をすること。」「今週は接客の練習という意味で、人と話ながらタイムにはいる練習をすること。」

など、そのスタッフさんの足りていない部分を意識して宿題をだすようにしています。それでも自分の気になる所にこだわって練習してしまうスタッフもいます。その時は再度同じ宿題をだすようにして、なぜそれが必要なのかを理解してもらいます。

 

スクールの生徒さんにも同じ宿題の出し方をしています

スクールの生徒さんがレッスン中に時間をかけても、なかなかラウンドがとれなかったとします。

そんな時は、

「何度削りなおしても良いし、長さは5本揃ってなくてもいいから完璧!って思うまでしっかり形を5本揃ったラウンドにしてみて。」という宿題をだします。その削ったチップを次回のレッスンに持ってきてもらいます。

そして、もし修正箇所があれば伝えますが、その宿題をしっかり取り組んでくれだ生徒さんなら、ラウンドの形がどういう形なのか理解できてきていると思います。

その次に、「もう一度完璧!と思うラウンドを5本削ってみて。ただしタイマーで何分かかっているか計ってきてね。」という宿題をだします。

そして、「完璧じゃなくてもいいから絶対に5分でラウンドに仕上げるように削ってみて。」

そして最終的に5分で削れるようにならないといけないから、そのタイムにはいるように練習しよう。となります。

 

ケースバイケースですが、そんな流れで練習してもらうことが多いです。

 

生徒さんにしてもスタッフさんにしても、その方のタイプもあるのでこの方法が全てではありませんが、今指導方法にもし悩まれているのなら、この方法を一度試してみてください。

 

 


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