サンプルつくりながら練習してるのってどう思う⁈
サンプル作成は業務の一環?練習の一環?
ネイルサロンのオーナーさんと話している時によくでる話題です。
スタッフにデザインのサンプルを作ってもらうのですが、毎月の見本になるんですから、業務の一環といえばもちろんそうだと思います。ただ、新しいデザインを作るときに、練習をしてから作ってみたり、色を試してみたりすると思うんです。練習して上手くいかなければ何度もやり直したりしているうちに、何時間も時間がたっているなんてこともよく聞く話。
オーナーさんの悩みとしては、そこに給与を払うべきかどうか。例えば一人のスタッフは1時間に3種類のサンプルを作っている。違うスタッフは1種類のサンプルを作るのに2時間かかる。そうすると、時間をかけているスタッフの方が時給にすると給与があがることになります。そこの違和感って誰もだ感じるところ。
みなさんのサロンではどうしていますか?
どんなスタッフに成長してもらいたいか
私の考えは、そのスタッフにどう成長してほしいのか。あなたのサロンはどんな働き方ができるようにしていきたいのか。
それによって全てのスタッフへの対応が変わると思っています。
もしスタッフが自分でサロンを経営するとしたら、サンプルをどれだけ作っても誰もお給料なんてくれません。それどころか材料費がかかります。
あなたのサロンのスタッフにそこまで理解して成長していくことを望むのなら、あなたのオーナーとしての気持ちを伝えるべき。
ネイリストとして働いてお給料をできるだけたくさんほしい。経営のことなんてわからないままでいい。そういうスタッフに働いてほしいと望むなら、経営のことは伝えずに、スタッフの働きやすい環境を整える。そのためにはその分の売上も増やせるように考えていかなければいけない。
たかがサンプルづくりのことのように思えますが、サンプルづくりに限らず、サロンで行われる全てのことに通じることは、オーナーのビジョンが決まっていれば、何かを決める時に悩むことはあまりないと思います。
目の前にいるスタッフに遠慮してしまったり、オーナーとしての自分の気持ちを素直に伝えられなかったりすることで、物事が複雑にみえたり、ひとつひとつが悩みの種に見えてしまったりするのかもしれません。
あなたの理想とするサロンのイメージを明確にする
あなたはどんなスタッフとどんなサロンにしていきたいですか?
そのイメージが揺れてしまうと、スタッフもどう動いてよいのかがわかりません。
一度、ゆっくり時間をとってあなたが本当につくりたいサロンの未来を考えてみてください。