施術に集中して会話ができない・・・
慣れるまでは接客に意識が向けられない
スクールの生徒さんでも新人スタッフからもよく聞く声です。
会話をすると手が遅くなってしまったり、止まってしまうことも。
逆に時間を意識して施術に集中していると、全く会話ができなくなってしまったりして、お客様を担当させていただくときに、どうしたらいいのー‼となってしまう人は多いです。
「ネイリスト」というのは基本的には接客業です。ですから施術のクオリティはもちろんのこと、会話や気配りでお客様に居心地の良い空間を提供しなくてはいけません。
デビューしたてでも、10年経験者でもお客様から見たら同じ担当者。デビューしたてだからって、多くの場合は、ずっと無言というわけにはいきません。なかにはテレビを置いているサロンもありますね。それはネイリストが会話をしなくてもお客様に時間を楽しんでいただくというひとつの方法かもしれません。
ただ、私が思うプロのネイリストとは、お客様の爪を含めた生活スタイルを把握し、日常生活のうえでのアドバイスなども行っていく存在ですので、最初から最後まで会話をせずに終わる。ということはできません。
会話ができない時はどうする?
お客様との関係性やタイプにもよりますが、気をつかわれているとわかってしまうような会話ありますよね?お客様にも気をつかってもらって成立している会話であれば、無理に話をしなくてもいい。と思います。
美容院に行った時に、関わってくれるスタッフさんごとに「いい天気ですねー」みたいな声をかけられると結構つらくないですか?声をかければ何でも接客になっているわけではない。ということです。
ただ、先ほども伝えたように、ネイリストとしてお客様をお出迎えするのであれば、ネイリストの自分だから伝えられることはきちんとお伝えしましょう。例えば、
「ここの指の爪が割れてきています。生活する時に気を付けてください。」や皮膚が乾燥しているお客様には保湿の方法をお伝えしたりすることができます。
それ以外に特に話すことができなさそうなら、マスクの下で常に笑顔でいること。無言の無表情は怖い印象を与えます。せめて会話ができないのなら、笑顔で務めてください。
施術しながら接客できるように訓練する
お客様からみたら、新人ネイリストも経験ネイリストも同じネイリストです。
一番大切なことは、施術しながら気配りができ、会話ができるようになること。新人だからとか、まだ慣れていないからとか言うのではなく、慣れるまでとことんやる!どちらもできてあたりまえです。
そうしなければ選ばれるネイリストになることはできません。
新人ネイリストさんを教育している方は、とにかく訓練。練習あるのみだということを伝えてくださいね。そのうえで、今はこうこうこういう理由で、こういう方法でしてみて。と具体的なアドバイスをなげかけてみてください。